60代、日日是好日

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流転の海 第四部 まできました

『流転の海』全九部の第一部を読み終えたのが6月14日だったから、1ヶ月半かけて第四部『天の夜曲』まで読みました。




第一部を読んだ時の衝撃が大きくて、すぐにでも全巻読んでしまいたいと思ったはずが、その後なかなか次が読み進められなかったのです。

気楽に暇つぶしに読むというには大作すぎて、気持ちがついていかない感じでした。軽めの作品を8冊読んだあと、その軽さに倦いてしまい、この1週間で第二部から第四部まで読みました。


第一部を書き始めた時、著者の宮本輝さんは35歳、それが第四部を書き終えた時(多分2002年)55歳になっていたようです。20年ががりですね。

その時点で、当初五部作のつもりだったのが、六部になりそうだと語っておられます。 永遠に続いててほしいという読者の反応に、『こうなったら八部でも九部でも』と本人が言ってはいるけれど、この時点ではまだ本当に九部作になるとは思っていなかったようです。


魅力的な主人公を紹介したいけれど、私の語彙では難しい。『自尊心よりも大切なものを持って生きなければいけない』という言葉が主人公の生き方を表しているということは言えそうです。


さて、第五部以降はいつ読めるかな?

今日から、長女の産後の手伝いに行くので、読書の時間というか心の余裕が持てるか、ちょっと不安なわけです。