秋の夜長とはよく言ったもので、就寝までの時間が長くなった気がします。 それに昼間もお天気が悪いと出かける気にならない。食材の買い出しも、一日延ばしにしてしまいます。 そんなときは本を手にすることが増えました。 このところ読んだのは、いつものお馴染みの作家さんの作品。冒険してないのかも。 宮本輝さん... 続きをみる
吉田修一のブログ記事
吉田修一(ムラゴンブログ全体)-
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先日も書いた黒川伊保子さんの著書、図書館で探すと貸出中が多い。 もしかして私と同じようにラジオを聴いて手を伸ばした方がいらしたのかも⁉︎ これは借りることができました。 『話が通じない』という状況が増えていると感じるのは私だけでないみたいです。でも、正体が見えてくると対処の仕方もあるというもの。 ... 続きをみる
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クラフトバッグ作りのテキストたち 私はクラフトテープと呼んでいたけれど、テキストでは"紙バンド"と呼ばれています。 素敵なデザインの作品がたくさん載っています。 作るようになって書店で探すと、いろいろなテキストが出ているんですね。もしかして巷では密かなブームになっているのかしら。 教室で基礎を教わ... 続きをみる
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久々の吉田修一さんです。2022年刊だから新しい作品ですね。 冒頭からすっと引き込まれました。読みやすいのです、吉田修一さん。 昭和映画が全盛期の頃に世界的に活躍し、引退した女優の晩年と交流を持つことになった大学院生。 モデルになった女優は多分"京マチコ"。 と言っても、若い人は知らないでしょうね... 続きをみる
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"愛は惜しみなく奪う"なんていう言葉を思い出しました。 うーん、これは誰の言葉だったのだろう? 早速ネットで。 有島武郎の評論の題名だそうです。"愛は与えるもの"という宗教的な概念を逆説的に使ったのだとか。 不倫の末に妻の座を奪い結婚した桃子が、数年後に不倫をされ、妻の座を追われようとする。因果応... 続きをみる
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兄とその妻、弟とその恋人、4人の視点で描かれる淡々とした日常。 それぞれみんな善人なんだろうけれど、少しばかり危ういバランスを感じてしまった。小説なのだから、誰かがそのバランスを壊してしまうのではないかと期待(?)していたが劇的な変化は訪れなかった。この後に訪れないとは限らないのだけれど、書かれて... 続きをみる
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2度目の"吉田修一ブーム"が来ています。 2020年に初めて手に取った吉田修一。これまでに読んだ作品は、 『横道世之介』 『続 横道世之介』 『東京湾景』 『怒り』 『さよなら渓谷』 『悪人』 『パーク・ライフ』 『路』 ここまでを半年で読んだと記録しています。 そして先日、一年半ぶりに『国宝』を... 続きをみる