60代、日日是好日

読書、手仕事、庭いじり・・・やりたいことがたくさん

トークイベント 伊藤比呂美・阿川佐和子

東京2日目、今回のメインイベント


司会進行は婦人公論の編集長という方。

きっと誰よりもできる方なのでしょうが、とても柔らかい雰囲気の女性でした。


対談が始まると司会者は入らず、伊藤比呂美さんと阿川佐和子さんのお二人の掛け合いに。


なんだかぎこちない?と思ったのは一瞬で,すぐに気心の知れたおしゃべりに。


伊藤さんのズンバが見られるかと思いきや、阿川さんがひとりルンバとフラメンコを披露。阿川さん,サービス精神旺盛です。


テーマは「年をとるって面白い」ですし、観客は殆どが中高年の女性、伊藤さんと阿川さんの同年代も多いようでした。(私はちょっとだけ下ですが、育った時代の文化はほぼ同じかな)



おふたりとも親を介護された経験があり、生々しく語られた部分もありました。


伊藤さんがお父さんをアメリカからの通い介護されたことは著書で読んでいたのですが、改めて強い思いを感じました。ご主人も看取られていますしね。

植物や犬のことも聞きたいところでしたが、限られた時間では難しいですね。


阿川さんのお父さんは阿川弘之さん。お父さんの著書は少ししか読んだことがないのですが、戦中派というイメージを持っていました。その娘でいることはなかなかに大変だったことでしょう(多くのところで語られていますね)。

でもそれよりも、認知症が進んだお母さんを抱き抱えてお風呂に入れたというくだりが、心に刺さりました。



伊藤さんは計算などしない感性の人というイメージでしたが、意外に常識人という印象を受けました。


トークの経験豊富な阿川さんは話の抑えどころを知っている、さすがでした。



この日の午前中は、

浜離宮恩賜庭園を散策し、

パナソニック汐留美術館は休館でがっかりし、

シズカ洋菓子店で頼まれた菓子を買い、


トークイベントの後は、有楽町朝日ホールに移動して、立川談春の独演会を満喫したのでした。



忙しかったけれど、はるばる東京まできた甲斐があった1日でした。