60代、日日是好日

読書、手仕事、庭いじり・・・やりたいことがたくさん

読了 お馴染みの作家さんたち

秋の夜長とはよく言ったもので、就寝までの時間が長くなった気がします。

それに昼間もお天気が悪いと出かける気にならない。食材の買い出しも、一日延ばしにしてしまいます。


そんなときは本を手にすることが増えました。



このところ読んだのは、いつものお馴染みの作家さんの作品。冒険してないのかも。


宮本輝さんの新作

穏やかな時が流れているような文章に癒されました。


"横道世之介"の3作目

"世之介"というのは、世の介(たす)けとなるようにと付けられた名だったのです。

本人はそんな意識はちっともないのに、本当に周りの人(読者である私も)を明るくしてくれた世之介くんでした。


次の4冊は難しいことを考えたくない時にぴったり。







一番読み応えがあったのがこれ。途中で投げ出したくなる気持ちを抑えて読み切りました。

中国清朝の末期は本当にこうだったのではないかと思えるほどの描写でした。西太后をこんなふうに造形するなんて想像のはるか上をいく構想力です。


ジェーン・スーさんの文章にはいつもながら頷くことが多い。コロナ禍の中連載されていたのかな、この"おつかれ"という言葉にホッとした人がきっとたくさんいたことでしょう。


図書館でいつ見ても貸出ランキングの上位。棚に戻ることなく次々に借りられていくのだろうなと諦めていたところ、ありました、隣町にある図書館の分室に。


早速借りて読みました。

うまいな、ストーリー展開。グイグイ引き込まれます。父の不倫相手の瞳子さんが悔しいぐらい魅力的。こんな大人になりたい(手遅れですが😅)と思ってしまった。



秋の夜長は続きます。