100歳の義伯母と95歳の義母,ともに施設暮らしです。といっても,別々の施設です。
二人は義母が入所して以来,3年近く会っていませんでした。
緊急事態宣言の時はもちろん、コロナが落ち着いたと言われるようになってからも、施設では入所者や職員の方の感染がポツポツ出て、長い間面会中止となっていました。
それでも義母の施設は規模が小さいこともあってか、感染が落ち着けばすぐに面会が緩和され、短時間の面会はできるようになっています。
しかし、義伯母の施設は規模が大きく一旦感染が広まれば影響が大き過ぎるということでしょうか、今は3度目の面会禁止期間が長く続いています。
そもそもコロナがなくても外出は難しいわけで、結局二人が会うことはできていませんでした。私たちが面会した時に,「妹は(姉は)どうしているだろう,会いたいね」と言うのが気になっていたのでした。
それが、"不幸中の幸い"的なことが起きました。
というのは、義伯母が体調を崩して入院することに!病院では医師の許可が出れば家族親族二人までの面会ができるというのです。
そこで考えたのが、義母の面会室と義伯母の病室を
LINEのビデオ通話で繋いで話してもらうこと。(100歳と95歳がスマホを使うことはできませんから,私と娘のスマホで)
そして先日、それが叶いました。
100歳と95歳の姉妹は、互いに元気?と話しかけますが、話はそんなに続きません。間にたった私と娘が通訳をするように話を繋ぎました。
実際に話をしてもらうと、懐かしさも寂しさもありながら、なんだか少しぼんやりしている二人でした。
ちょっと拍子抜けしましたが、涙の対面なんてことにならない方が良いのかもしれませんね。
その後義伯母は無事退院し、やはり面会できない日々に戻りました。
長寿の姉妹、淡々とした日常が続くことに感謝しなければならないねと,娘と話したのでした。