読了 宮部みゆき『さよならの儀式』 ほか
久しぶりに宮部みゆきです。
これは、ミステリとも時代物とも違う作風でした。SFというのかな、近未来が舞台の8作品が収められていました。
『母の法律』では、養育者の資格が国家に管理され、不適格とされた親から離された子供は、記憶沈澱化措置を施され新たな養父母や兄弟との幸せな生活が始まるという社会が描かれます。
現代社会の病理とでもいうべき虐待や引きこもりが、解決(?)に向かう未来がこのような形でやってくるとしたら、受け入れることができるでしょうか・・・
そのほかにも、ロボット、宇宙人、救世主、屍者、人造擬体など、著者の想像力で構築された世界を楽しむことができました。
そのほか読んだのは、次の2冊。
数日間の自宅療養中、時間は余るほどあったのですが思ったほど読書をしませんでした。
Netflixの韓流ラブコメにはまってしまったこともあり、ボォーとテレビの前で過ごす時間が多かったこと❗️
読書はドラマ鑑賞に比べればずっと能動的な活動で、エネルギーがいるんだと、このなんとなく気力が湧かない数日の間本に手が伸びなかった言い訳をしています。
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