青菜の王様は、小松菜orほうれん草⁉️
宮下奈都さんの「とりあえずウミガメのスープを仕込もう。」を読んでいたら、『小松菜』という段があった。
小松菜への信頼はご本人が『小松菜信仰』と呼ぶほどのものだ。小松菜食べたから今日は元気と自分を励ます『これさえあれば大丈夫』な野菜らしい。
確かに小松菜は万能だ。煮たり炒めたり、ジュースにスープ、スムージー、、、青菜の王様は小松菜か❗️
調べてみると、
1 ビタミンA、C、カルシウム、鉄が豊富→お肌にもとてもいいらしい
2 そのまま加熱調理ができる(ほうれん草のようなシュウ酸といったものはない)。
3 そのまま冷凍保存が可能
(参考:tokbai.co.jp)
ところが、私と小松菜の出会いは、随分遅かった。
もちろんそれまでにも食べたことはあったが、自分で調理して食卓に出すようになったのは、結婚してからのような気がする。小松菜の栄養価の高いことに惹かれてだった。
しかし、今でも食卓に上がる頻度は高くない。
長年、私の中で青菜の王座を占めてきたのは『ほうれん草』だ❗️
ほうれん草は、下茹での一手間がかかる。それでもおひたしといえば、ほうれん草。青菜が一品欲しい時はほうれん草に手が伸びる。茎、特に根に近い部分にはなんとも言えない美味しさがある。
農家である実家では、冬から春には、当然のようにほうれん草を作る。
『畑に行って、ほうれん草抜いてきて』と言われ、とれたてが食卓に上るような中で育った。
当時も今も畑に小松菜は植えられていない。
母の中には『ほうれん草信仰』があったのかもしれない。もしかして、それは『ポパイ』からきていたりして(笑)
信仰は、娘である私に受け継がれているわけだ。
いつの頃か聞かされたこと。
「あなたは、雪の残る畑でほうれん草をとっていた時に産気づいて生まれたのよ」
2月の寒い日に、身重の体で畑に出ていた母の姿が切なくて、『ほうれん草』は私にとってやっぱり特別なものになっている。
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