60代、日日是好日

読書、手仕事、庭いじり・・・やりたいことがたくさん

納骨堂に移しました。

長年の懸案だった墓の移転が完了しました。


いろいろ考えた末に、菩提寺に新設された納骨堂に移ることにしました。



これまでの我が家の墓地は、寺の裏山(斜面の一角といった方が良いかな)にありました。

この墓地に上がる道は私道らしく、寺と地主の長年の付き合いと好意で通行させてもらっているというものでした。でも、通るのには少し遠慮がありました。


その上、ここに登る道はかなり急、石ころもゴロゴロしているし、濡れ落ち葉で滑りそうになったことも😢


身内の高齢者は、70代半ばを過ぎる頃からこの墓地には歩いて登れなくなったので、お参りすることができなくなりました。必然的に墓掃除もお参りも私一人か、都合がつけば娘と二人ということになっていました。


裏山からの落ち葉は掃いても掃いても降り積り、湿気が多い時期には苔むし、ヤブ蚊はもちろん、今夏には隣の墓石にスズメバチが巣を作る始末😱


それに、この先墓守りをするのは今のところ娘一人ということになりそうです。


姑も元気な頃に、それを心配していたのか、ゆくゆくは納骨堂がいいじゃないかと口にすることがありました。


そこへ今年になって、寺から新しい納骨堂を整備したという話が持ち込まれました。永代供養をしていただけるのもありがたい。



これは良い機会ではないかと、決断することに!



新しい納骨堂は、全五段のロッカーのような形。上一段が独立した扉で、ここに過去帳を納めました。

下四段は一つの扉、ここに骨壺を納め鍵をかけました。


お線香や生花は個別には置けず、共有の線香立てと花立があります。


この選択が本当に良かったのかはわかりませんが、とりあえずお参りが格段にしやすくなったことは確かです。それに、墓石の掃除もしなくて良いし😅



最近は新しいお墓の形がさまざまに出てきて迷うほどです。でも、供養の気持ちがあればどんな形式でも良いのかなと思うようになりました。10年前の自分にはなかった発想、自分でも驚いています。