お墓事情
お彼岸、お墓参りに行きました。
今回は二女と二人。
お寺の裏山(正確には横の山)の足場の悪い坂を登らなければならないのが憂うつ。義母姉妹が70代半ば以降、墓参りをしなくなったのもうなずけます。
春に夫の25回忌をしたわけだから、これまでにこの場所には随分と通った気がします。
簡単に掃除をし、水を換え、花を供える。線香に火をつけるのはなんだか楽しい。手を合わせて後にしました。
ところで、この墓地も墓仕舞いをされ基台だけ残っているところが目につくようになりました。。義祖母の従兄弟のお墓も後をみるものがいなくなり、ご兄弟がお骨を持ち帰られたということもありました。
日本のお墓事情の縮図が見えるようです。
わが家でもこの足場の悪い場所ではいずれお参りができなくなることを考え、10年ほど前、市営墓地を購入し、お墓を移すことを真剣に検討しました。
ところが、お墓を移すとなると、いろいろな手続きや経費の問題があります。
最初に相談した地元の業者は、こちらの意向を汲まないまま、立派すぎる昔ながらの図面を提示してきました。お断り。
次に相談した大手の業者は、現代風のお墓を扱っているので、私は乗り気。でも、義母がそうでもありません。
それどころか、お墓を移すよりも永代供養をしてもらえる納骨堂の方がよいと言い出したのです。最後に残るであろう孫娘に負担をかけたくないというのです。納骨堂ということは頭になかった私はビックリ❗️
お墓の将来を考えるという点では、義母の方が先を行っていました。
それ以降、お墓を移すということは保留。
次に誰かがお墓に入る時に考えようと先延ばしをしています。あれから10年以上、99歳を筆頭に、まだお墓にはお世話にならずにいます。
ということで、あいかわらず足場の悪い坂道を登ったお墓に通っています。
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