三女が、夫の長期出張の間、孫を連れて帰省してきました。マンションで2人っきりで１ヶ月余りは辛いのがわかるので、ウェルカムです。

でも、おかげで読書がちっとも進みません😅

なんとか読んだのはこれ。「センス・オブ・シェイム」酒井順子さん、おもしろかったです。

ドキッとしたのは『中年とＳＮＳ』という章。フェイスブックのことを取り上げてはいたけれど、中年にとってＳＮＳは生々しい自慢欲求の発露の場であったという捉えなど、自分に置き換えて読んでしまったのでした😅

でも、『全てのエッセイは自慢話である』という井上ひさしの言葉が真実を突いていたとしても、それはそれでいいじゃないのと私は思うのです。

こんな私も若い頃は自意識過剰なくらい人様の目に敏感でした。やっぱり「恥の文化」の中で育ってきたのでしょうね。

ですが、酒井順子さんが述べているように、歳を重ねるに従って恥の感覚は磨耗しているということを感じます。そしてそれはとっても楽だと感じている自分がいます。

ピリッとして、おもしろい本でした。