60代、日日是好日

読書、手仕事、庭いじり・・・やりたいことがたくさん

6月の読書

垣谷美雨さん


山口恵以子さん3冊

出てきた料理を作ってみました。

ニラのチーズチヂミは美味しかったけど、鶏ジャガは、味が好みでなかったな。


原田ひ香さん


浅田次郎さん


実は、「一刀斎夢録」は読むスピードが上がりませんでした。他の方の作品に比べて圧倒的に文字数が多いというのもあるのですが、話が重層的で圧力が強いのです。軽く読み飛ばすことができませんでした。


『一刀斎』とは、逆から書くと、『斎 刀(藤)一』

つまり『さいとう はじめ』となります。


時代が大正に替わる頃まで生き残っていた新撰組の斎藤一が若い近衛士官に語る、幕末と明治維新。


私は若い頃新撰組が好きで、いろいろな本を読みました。その中でも、司馬遼太郎の「燃えよ剣」は強く印象に残っています。この本で新撰組に夢中になったと言ってもいいでしょう。


今回の「一刀斎夢録」も史実の大枠は踏まえながら、浅田次郎さん独自の歴史解釈が人間ドラマとして展開され、読み応えあるものとなっていました。

特に西南戦争の解釈には驚いてしまいました。


「燃えよ剣」は青春を描いているけれど、こちらは歴史を描いている、そんな気がしました。