80歳の決断
図書館のカウンターから聞こえてくる声に思わず姿を探してしまいました。
やはりあの方でした。11年前の乳がんの手術後、何かにすがりたくて入った患者会の地区支部で出会った方でした。コロナ前に会ったのが最後ですから、3年、いやもっとお会いしてなかったかも。
先日来た年賀状に、これで年賀状仕舞いにしますとあり、気になっていました。
思い切って声をかけると、記憶通りのサバサバした口調で近況を語ってくれました。
椎間板を痛めて歩行が困難になり、リハビリでなんとか回復したこと。
体力や判断力に不安が出たので、運転免許を反応することにしたこと。
長年通った絵画教室もおしまいにしようと思っていること。(運転をやめれば通うことが難しくなるから)
長年の毎朝のウォーキング(5000歩)は再開したけらど、ウォーキングから帰ったらあとは家に篭る日々だということ。
ひとしきり話を聞いた後に年齢を尋ねると、80歳になったのだそうです。
大先輩の乳がんサバイバーであり、一人暮らしをされているこの方の生き方に刺激を受けることが少なくなかったので、今回多くのことから身を引く決心を知り複雑な思いがしました。
潔い⁉︎
でも、人生まだまだ続くのに!
これからのことは話に出なかったので、想像するしかありませんが、きっとじっとはされていないはず。
80歳は大きな節目だと感じたのでした。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。