読了 西加奈子『漁港の肉子ちゃん』
独特の世界観で引き込まれる西加奈子さんの作品。
今回手にしたのは『漁港の肉子ちゃん』。
明石家さんまさんのプロデュースで映画化され、日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞したと知ったのは読み終わった直後だったので、偶然にびっくりしたのでした。
映画は酷評する声もあるのだけれど(私は見ていないのですが)、この原作本は確かにいいと思います。結構な人気作品だということも後から知りました。
お人好しでだらしない母親と、聡明で気が回る小学生の娘の日常。港町に暮らす人々の、心地よいお節介が懐かしくなる。
「無償の愛」なんていうと高尚に聞こえるけれど、なりふり構わず愛せるってすごいことだなと思う。
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