60代、日日是好日

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言葉の意味を尋かれて

長女の娘(4歳児)が、新しい言葉を聞くたびに、それはどういう意味なのか尋いてきます。それをきっかけに長女と昔の話になりました。




多分幼稚園の頃、従兄弟たちが『ブス』という言葉を使っていたので、長女は母親(私)にどういう意味か尋ねたところ、

『心が醜い人のことよ』と答えたのだそうです。

(なかなかお行儀の良い答えですよね)


ところが長女は、友だちが『ブス』と言っていたのでそれは使い方が違うよと言ったところ、逆に違うと言われてしまった。お母さんが使って欲しくない言葉としてそんなふうに言ったんだなと感じたけれど、自分は純粋に言葉の意味を知りたかっただけなのに正確に教えてもらえなかったと思ったそうです。


今は、子どもがその言葉を使うかどうかは、意味を知った上で、本人が選択していくことだと思っているのですが、当時の私は、『ブス』なんて言葉を使ってほしくないという気持ちでいたんでしょう。そして、娘の戸惑いは記憶の中にしっかりとどまったのですね。



今現在、なんでも質問してくる孫娘に、いい加減な答えはできないなと改めて思った娘の話でした。