60代、日日是好日

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遺言書の作成

97歳の義伯母(亡くなった夫の伯母)の公正証書遺言作成をサポートした。


義伯母は生涯独身を通し、今でもひとり暮らしをしている。遺す財産はわずかだけれど、葬儀のこと、お墓のこと、後の片付けのことなど、いろいろ気になっていたという。



今なら頭も体も元気だから、後のことをきちんとしておきたいというので、公正証書遺言を残すことにしたのだ。


私は出る立場ではないと、これまで口出しをしないことにしていたが、さすがにもうひとりでは無理なので、手伝うことにした。それに、フットワークよく動ける人間は私ぐらいしかいないのが現実だ。


電話での無料の法律相談で聞くと、公証人役場で作ることができると教えてもらえた。公証人役場へ連絡すると、非常に丁寧に説明してくださった。

それからは、関係者に連絡をしたり、市役所で書類を取るのに付き添ったりし、当日は公証人役場に付き添った。


公証人役場では、公証人さんと証人となる司法書士さん2人と義伯母が部屋に入り、私は外で待つことになった。書類作成はほんの15分くらいだっただろうか、あっけないぐらい早かった(本人確認と遺言書の読み上げ、押印だけだから)。

この段階で私も部屋に入ることができ、最後に証人のお二人と役場への支払いで終了となった。



この遺言で、私は何一つもらうことにはなっていない。だから、余計な気を使うこともなく手伝うことができたと思う。



遺言書を作るなんて、とても手間がかかる気がしていたが、思っていたよりずっと簡単だった(お仕事をされている方は、平日に動きにくいでしょうから、もう少し面倒かもしれませんね)。

しかし、これを90代になった自分が全てひとりでできるとは思えない。(自分が97歳であんなにしゃんとしているとは思えないし、そもそもその歳まで生きてるかもあやしいと思う)


やはり、早い段階できちんとした形にしておくことが大事なんだと思わされた。