老化
急性期の総合病院に入院して、手術を受けた父の転院が決まりました。
入院前はなんとか一人で歩けたのが、1ヶ月余りの入院ですっかり弱ってしまい、自宅への退院は難しい状況になってしまいました。それでも、激しい腹痛に苦しめられていたことを思うと、今の小康状態はありがたいというべきでしょう。
父も心配ですが、実は母の方も心配です。
結婚後64年になろうとする父母がこんなに長く離れて暮らすのは初めてのこと。なんだかんだ言っても父のペースに合わせて暮らしていた母が、ひとり暮らしになり、なんだか心細そう。
一昨日から母の通院に付き添うために実家に来ている私に、必要以上に頼ってくる(気がする)。
"それは自分で考えた方がいいよ。自分がどうしたいかが大事だよ。"
そんな言葉を何度投げかけたか・・・
もっと溌剌とした決断力のある人だと思っていたのに、目の前には小さくなった老人がいる。
父の衰えは病気の進行と並行して進み、快復の希望を奪っていきましたが、同時に母の老化も静かに進んでいたことを思い知らされる実家での時間です。
虹 三様
思わず空を見上げてしまいました。
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