山本文緒の短編集です。 長編のように緩やかな情景描写から入るなんてできないのが短編? この短編集の作品も、読み始めからすぐに引き込まれた。まだるっこしい説明なんてなくても、その瞬間の人物が浮かんでくる。著者も、いろいろな人物を描くのを楽しんでいるみたい。 ただ、瞬間を切り取った感じだから、この後が... 続きをみる
山本文緒のブログ記事
山本文緒(ムラゴンブログ全体)-
-
またまた読書報告です。 最近、アマゾンプライムでもネットフリックスでも、これといった作品に出会えてないので、時間があると本に向かいます。 先日読んだ『自転しながら公転する』がよかったので山本文緒の本作を手に取りました。 以前から存在を知っていたけれど、題名からなんとなく軽い本なのかと思い、手に取る... 続きをみる
-
1週間前に借りた3冊 宮本 輝『灯台からの響き』 山本文緒『自転しながら公転する』 中山七里『おわかれはモーツァルト』 なかでも初めて読んだ山本文緒がよかった。 茨城(都心から1時間というのだから、ど田舎に住む私からしたら十分都会なのですが)に住む32歳の女性が主人公。 アウトレットモールのアパレ... 続きをみる