60代、日日是好日

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コロナ禍のお葬式に悩む

ご近所でご不幸があり、通夜と告別式の案内が回覧板で回ってきた。


特に親しくお付き合いをしてきたわけではないけれど冠婚葬祭の"葬"は義理を欠くことのないお付き合いをしてきた仲だ。(わが家の葬儀の際にも御香典をいただいているから何らかの形で弔意を示すのが筋だろう)


昨今家族葬が主流と言っていい中で、案内が回るということは参列をしても良いということなのかな。(故人のご夫君が地元の名士という立場の方だから、家族でひっそりというわけにもいかないのだろう。)


先月、三女の夫の祖母が亡くなった際、緊急事態宣言下の県に住む娘夫婦は参列を遠慮したということが思い出された。お別れができなかったことが、娘の夫は無念だったようだ。


3月に従姉妹の夫君が亡くなった時は家族葬で、やはり都会に住む孫たちは帰省が叶わなかったそうだ。私の元には、葬儀が終わってしばらくしてから知らせが届いたのだった。



さて、どうしようか?

密を避けるという点からは、ホールには入りたくない気がする。でも、後日ご自宅に伺うほどのお付き合いではないし、、、



結局、葬祭会館にまで出向いて受付で御香典を渡し、遠くから拝ませていただいて帰ってきた。



コロナ禍を機に形式だけのお付き合いを見直す流れは歓迎だ。でも、最後のお別れを何らかの形でしたいという思いが宙ぶらりんになってしまうのはどうなんだろう。考えさせられた。



わが家で咲いた紫陽花とギンガジウム