60代、日日是好日

読書、手仕事、庭いじり・・・やりたいことがたくさん

読了 宮本輝『青が散る』



舞台は昭和40年前後の大阪。登場人物たちは団塊の世代というのかな、私より一回り上の世代のようです。


授業にはほとんど出ずにテニスに明け暮れる生活は、今の大学生が読んだら驚くんじゃないかしら。といっても、スポーツ根性物ではありません。

私が学生の頃も、大学は4年間のモラトリアムと言われたぐらいでしたから、なんとなくわかるところもありました。


10代から20代へ移る頃の若者の心の陰影を描いているというのは、時代を越えて共感を呼ぶのだと感じました。