60代、日日是好日

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宮本輝さんの言葉『蟻は働くことをやめない』

NHKラジオ「ごごカフェ」のカフェトークに宮本輝さんが出演されていた。後から知って、聞き逃しで聞くことにした。


今回のキーワードは、『蟻は働くことをやめない』



子どもの頃、蟻の巣作りや行列を見ていた時に感じたことが、今に繋がっているという。(どういうことかな?)


せっかく作った巣が雨水にくずされても、また同じところに巣を作り、行列を始める蟻。蟻が一日たりともサボったところを見たことがないと言う宮本さん。(確かに、蟻は働き者の代名詞!)


しかも、蟻一匹は一つのものしか運べない。(まあそうですね。自分の身より大きな獲物を運ぶ姿を目にしたこともありますが、複数を運ぶことはできないでしょう。でも、それと宮本さんの何が繋がってるの?)


蟻と同じで、小説家も一字一字しか書けない。(一字一字が積み重なって、単語になり、文になり、段落になり、文章になり、小説が完成するということか〜)


『オレも一匹の蟻になろう。今やれることをやろう、それ以外に方法はない』と思い至ったという。(何という覚悟だろう。宮本さんのあの作品群はそうやって生まれたんだね)


小説を書くのは決して楽ではないだろうな。それでも創作をやめないのは『蟻は働くことをやめない』ではないけれど、書くことが小説家にとって生きることなんだろうと、私なりに納得した宮本さんの話だった。


さて、『流転の海』シリーズの続きを読むとしよう❣️