60代、日日是好日

読書、手仕事、庭いじり・・・やりたいことがたくさん

読了 湊かなえ『残照の頂 続・山女日記』 他



イヤミスの女王と呼ばれる湊かなえさん、『山女日記』に続いてこれも、彼女の別の姿を見たような思いで読みました。


初めはドラマを見て、作者のことは知らずに手に取ったのですが、湊かなえ作と知ってビックリ❗️


女性の人生が描かれる連作。舞台が山でなければこれほどに清々しくは感じないかもしれません。


山に登るということ、これほどブームが続く(すでにブームとは言わないのかも)のには理由があるのでしょうね。しかもそのブームの主役は女性、しかも中高年らしい。


わたしの山経験は、片手で終わるほど。それも若い頃に地元の山に勢いで登っただけ。50代後半、観光地化されている山に登ったら思いの外きつかったので、やっぱり自分は山登りには向かないと思ってきた。


この本に出ていた立山も、バスとケーブルカーを乗り継いで、物見遊山で行った口。雄山を仰いでは見たけれど、それだけだった。


でも、この本を読んだら、山っていいなと素直に思えた。



このほか読んだのは、次の2冊。


ミステリーはあれこれ考えなくて済む(自分に引き寄せて読むことがないから)ので、ただ活字を追いたい時に良い気がして手に取る。面白かったです。