60代、日日是好日

読書、手仕事、庭いじり・・・やりたいことがたくさん

大正生まれの大伯母

大正12年生まれの夫の伯母。今年、98歳になる。


わが家の近くのアパートで一人暮らしをしている。一昨年心臓のカテーテル手術をしてからは、ホームヘルパーの方に来ていただくことになったが、基本自立した生活を送っている。


独身を通したこともあり、甥である夫とその子供たちを可愛がってくれた。


公務員を退職したので、十分な年金はあるようだが、その暮らしぶり、質素そのもの。



これは先日娘がもらった手作りのメモ帳。

宅配弁当の包み紙を重ねて綴じたもの。何かから切り取ったのか、季節の花のイラストも貼ってある。


娘、「これは使わないけど、捨てられないね」

  「こうやって98年近く生きてきたんだね」

その精神はちゃんと伝わっているようだ。


その大伯母、倹約家ではあるが、ケチではない。若い頃は国内外を旅行して回ったそうだ。実際に見て見なきゃわからないからねと言う。

一緒にをした仲間は、ほとんどが鬼籍に入ったそうだが、旅の思い出は、今でも一人の暮らしを彩ってくれているようだ。