60代、日日是好日

読書、手仕事、庭いじり・・・やりたいことがたくさん

読了『流転の海 第六部』、第七八九部を借りる


休館になってしまった図書館でしたが、ホームページを見ると、電話予約をすれば専用の窓口で受け取れるとわかりました。


早まって買ってしまった第六部でしたが、それはそれであの時の読みたい気分を満足させることができたので、よしとします。それに、読み出したら止まらないほど面白かったので、文庫本で500ページほどでも全然苦になりませんでした。


主人公の松坂熊吾は世の流れを読むことができ商才もあるのに、人に裏切られたり自分から手放してしまったりして、結局は全てを失い、六十を過ぎて再び新しい事業に手を伸ばしているのが第六部でした。


この後シリーズの終盤に入りどう展開していくのか、簡単なハッピーエンドなど期待しようもないのだけど、まだまだあの家族が流転の渦に飲み込まれていきそうな気配がして、目が離せません。