60代、日日是好日

読書、手仕事、庭いじり・・・やりたいことがたくさん

読了 原田ひ香「ランチ酒」「ランチ酒 おかわり日和」「古本食堂」


原田ひ香さん、面白いですね。


登場人物が好ましい。いやらしい人物が出てこないのでストレスなく読めます。


軽いグルメ小説(こんなジャンルがあるかはわかりませんが😅)とは一線を画す、人の生活や思いを軸にした小説だと感じました。


「古本食堂」の舞台となる東京の神保町や戸越銀座(商店街)、いいな。こんな街に暮らしてみたくなりました。


何しろ私の住む地方の商店街はシャッター通りで歩く人もわずか。食堂も青色吐息。選択肢も少ないわけで、街の活気が失われています。人の息吹が感じられる商店街が残っているのは都会なんだなと、羨ましい気がしました。


原田ひ香さん、もう少し楽しみたいと思います。